ああ、十字架

今日から受難週に入ります。金曜日は受難日で、その日主イエスは十字架に磔にされました。主イエスは、十字架上に7つの言葉を発せられたことが聖書に記されていますが、その一つは以下でした。

さて、十二時から午後三時まで闇が全地をおおった。三時ごろ、イエスは大声で叫ばれた。「エリ、エリ、レマ、サバクタニ」これは、「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。(マタイ27:45,46

「エリ、エリ、レマ、サバクタニ」この言葉ほど罪の結果の恐ろしさを示すものはないように思います。それは、神に捨てられると云うことです。このとき、闇が全地をおおっていたとあります。ある人は、神が御子の苦しみを見るに忍びなく闇で覆われたと解しますが、むしろ「絶望の暗黒」「滅びの暗黒」を示唆しているように感じます。

罪の結果は、「滅び」「死」「のろい」「絶望の暗黒」です。神に捨てられるとは、そういうことです。しかし主イエスは、全人類の過去、現在、未来のすべての罪の結果の裁きを十字架で負われたのです。

ああ、十字架!この十字架のゆえに、私たちは救われたのです。このことを信じる者はだれでも救われるのです。

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