これからの時代

　ここ数年、未来に対する不安を感じる人は、増えているのではないでしょうか。医療と衛生が進歩した時代に、新型コロナのパンデミックが起こるなど一体だれが想像したでしょうか。ロシアのウクライナへの侵攻に、多くの人が、今日でもそういうことが起こり得るのだと驚いたと思います。それに加えて最近の物価の上昇。先日、契約している電力供給会社から「今後電気代が5割ほど上がるかもしれませんので覚悟していて下さい。」と言われて、思わず「えっ！」と叫んでしまいました。

何となく世の中の潮目が変わり始めている、しかも悪い方に。そう感じているのは私だけでしょうか。

聖書には、次のような御言葉があります。「見よ。神は私の救い。私は信頼して恐れない。ヤハ、主は私の力、私のほめ歌。私のために救いとなられた。」（イザヤ12:2）

私の祖母は、満州からの引揚者で、それはとてつもない苦労を味わったと思います。「思います？」と言うのは、祖母から重々しい苦労話を聞くことはあまりなかったからです。けれども断片的に聞いた話をつなぎ合わせて察すると相当なことだったと感じます。その祖母から繰り返し聞かされたことは、「主なる神を信頼する」ことでした。

これからどんな時代が来るか分かりません。しかし、歴史を導き、支配している神を信じ、より頼んで歩んでいきましょう。