この3月に末娘が短大を卒業し、4月から幼稚園に奉職することになりました。これで3人の娘がそれぞれ社会人となりますので、色々な方から「ホッとしましたでしょう。」と言われるですが、なかなかそうとは思えません。
確かに学費の支払いが無くなったことにはホッとしているのですが、これからの娘たちの歩みや急激に変わりつつある時代の変化を見るときに少なからず心配になり祈らされると言うのが正直なところです。
ところで聖書の中にヒゼキヤという王様が出てきます。彼は死病に罹り、神に泣いて祈り、癒されるという大きな恵みを経験したのですが、快気祝いにバビロン帝国から送られてきた使者に宝物倉のすべての宝を見せてしまうと云う愚行をおかしました。預言者イザヤは「あなたのすべての宝物はバビロンに持ち運ばれ、あなたの息子たちの中には、捕らえられてバビロンの王の宮殿で宦官となる者が起こる」と主の言葉を告げたのですが、ヒゼキヤの応答はこうでした。「『あなたが告げてくれた主のことばはありがたい。』彼は、自分が生きている間は平和と安定があるだろう、と思ったのである。」(イザヤ39:8)
ヒゼキヤは、信仰深い立派な王でしたが、自分の繁栄を誇示する誘惑に負けてしまったばかりか、自分の世代さえ良ければそれで良いと思ってしまいました。ヒゼキヤの子、マナセはユダを迷わす最悪の王となりました。
自分だけではなく後の世代のことを考えることはとても大切です。
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