人は、だれもが時には喜び、時には涙しながら様々なことを経験して日々を過ごしているのだと思います。
聖書は次のように言っています。「神を愛する人たち、すなわち、神のご計画にしたがって召された人たちのためには、すべてのことがともに働いて益となることを、私たちは知っています。神は、あらかじめ知っている人たちを、御子のかたちと同じ姿にあらかじめ定められたのです。」(ローマ8:28,29)
「すべてのことがともに働いて益となる。」この言葉は、実に多くの人に慰めと希望を与えています。けれども何のために益になるかについては、あまり注目していないように感じます。「御子のかたちと同じ姿」とあります。実は、神は、私たちをして主イエスに似たものとするためにすべてのことを益として下さるのです。
銀細工人が、るつぼで銀を精錬していました。火がだんだんと熱くなる間、るつぼの中を入念に見入っています。「何をしているのですか。何を探しているのですか。」と尋ねると、銀細工人は答えました。「私は私の顔を探しているのです。銀の中に私自身の顔が映るようになると完成です。」(荒野の泉Ⅱ引用)
人生には、喜びや楽しみと共に悲しみ、痛み、困難、試みもあります。しかし、神はそれらすべてを益に変え、私たちの中に主イエスの姿が見えるようにして下さるのです。すべてのことを前向きに捉えて歩んでいきましょう。
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