天国の希望

 祖母が亡くなる前でした。母が「おばあちゃん、何か言い残すことはありますか?」と尋ねると「ときどき、思い出してくれればそれでよい。」と言ったことが未だに心に残っています。

今日は、召天者記念礼拝の日です。主イエス・キリストにあって天に召された愛する人たちを偲び、思い起こしつつ、彼らを愛し、その人生を導かれた神を崇めたいと思います。

 主イエスは言われました。「あなたがたは心を騒がせてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい。わたしの父の家には住む所がたくさんあります。」(ヨハネ14:1,2)そしてさらに言われました。「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれも父のみもとに行くことはできません。」(同14:6)

 人は、死を恐れます。それは罪があるからです。神の裁きを恐れているからではないでしょうか。けれども、主イエスは、十字架で私たちの罪を負われました。私たちの罪に対する神の裁きと怒りは、十字架上の主イエス・キリストの上に落とされたのです。ここに福音があり、私たちの救いがあるのです。

 主イエス・キリストが私たちの罪のために十字架に架かり、よみがえられたと信じるならば、罪が赦され、救われて天国に迎えられると聖書は約束します。

 主の御許の愛する方々を覚え、私たちも主イエスの十字架の功によりすがり、天国の希望を確かにさせていただきましょう。

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